「年賀状は毎年近くの郵便ポストに投函している」という方は多いのではないでしょうか。この記事では、郵便ポストから年賀状を出す際の注意点をご紹介します。
また、「自宅から郵便ポストが遠くて、年賀状を投函しに行くのは億劫」という方におすすめの方法も!年賀状をコンビニから送る際のポイントや、便利な投函代行サービスについてご紹介します。
目次
年賀状が投函できる期間はいつからいつまで?
年賀状をポストに投函できる期間は、2023年12月15日から2024年1月7日まで。この期間は郵便物の仕分け作業を楽にするため、年賀状用の投入口が特別に設けられます。
年賀状用の投入口って必要?
「年賀状を出す人が少なくなったと聞くし、投入口を分ける必要があるの?」と思う方もいるかもしれません。実際、年賀状のやり取りをする人は減少傾向にありますが、それでも2021年用の年賀状発行枚数は約19億4,198万枚でした。
この19億4,198万枚が12月15日~1月7日に集中するとなると、ポストに専用の投入口が設けられるのも納得ですね。
25日までに出せば安心
年賀状を元旦に届けるためには、例年12月25日までに投函することが薦められています。ポストの場合は、25日の最終の集荷時間までに出すようにしましょう。
なお、25日を過ぎて投函しても、同じ市内など遠くないエリアであれば元旦に届くケースもないわけではないようです。とはいえ、必ず元旦に届けたいのであれば、25日までに出すと安心です。
また2022年も、新型コロナウイルスによる作業人員削減や、時間短縮などを行う可能性もありますので、例年よりも早めに準備しておく方がいいかもしれませんね。
早すぎる投函に注意!
ただし年賀状を早く準備できたとしても、12月15日より前に投函するのはやめましょう。
郵便局のサイトによると…
引受開始前(12月14日以前)に差し出された年賀状は、通常の配達日数により年内にお届けします。
引用元:郵便局公式サイト https://www.post.japanpost.jp/question/140.html
とのこと。12月14日までに出された年賀状は「年賀」と書いてあったとしても、通常の郵便物として年内に配達されてしまうんですね。
投入口が1つしかないポストの場合は?
年賀状シーズンになると特別な投入口がポストが設けられるとお伝えしましたが、そもそも投入口がひとつしかないタイプのポストの場合はどうすればよいでしょうか?
ついで投函に便利なコンビニ内のポストも、投入口は1つしかないケースがほとんどですが、年賀状は投函できないのでしょうか?
実は投入口が1つでも年賀状をそのまま入れて問題ありません。
投入口が1つしかないポストの場合、集荷後に郵送物の仕分けを行います。そのため同じ投入口へ入れても大丈夫なのです。
ただ、仕分けの際に年賀状であることがと判別できないと、普通郵便として配達されてしまいます。私製はがきで年賀状を出す際は、赤文字で「年賀」としっかり記入しましょう。
また、コンビニのポストは通常と異なり、1日あたりの集荷回数が少なめです。もしコンビニから年賀状を出そうを考えている方は、スケジュールに余裕を持たせて投函してくださいね。
間違えて違う投入口に入れてしまった!
年賀状シーズンは、ポストの投入口の1つが年賀用に変わり、「年賀状」「年賀状以外」の2種類に分けて投函することになりますが、「投入口を間違えて入れてしまった!」という場合はどうなるのでしょうか。
郵便局のサイトによると…
郵便局において仕分けをする際に、普通の郵便物の中に年賀状が混入していないか確認しています。
引用元:郵便局公式サイト https://www.post.japanpost.jp/question/141.html
ただし、より早く確実にお届けするためにも、年賀状専用の投入口へお出しください。
とあります。つまり、投入口を間違っても大丈夫です。
集荷された郵便物は種類ごとに仕分けされます。先ほどのコンビニポスト同様、年賀状であると判別できさえすれば、違う投入口へ投函しても問題ないということです。
ただ先ほどお伝えしたように、年賀状の時期は仕分け量が増えます。そのため間違えて投函すると、配達が遅れる可能性も。「期限ギリギリだったのに間違えて投函してしまったから、元旦には届かなかった…」という残念なことにならないよう、注意したいですね。
年賀状の出し方で気をつけること
輪ゴムで留めるのはアリ?
年賀状をポストに出すとき、輪ゴムでまとめた方がいいのか、バラバラで投函した方がいいのか迷うことはありませんか?
実はこれ、「輪ゴムでまとめるほうが仕分けしやすい」のだとか。
バラバラのままだとはがきの向きを揃える手間がかかるため、まとめてある方が作業しやすいのだそうですよ。
だからといって、袋に入れたり、「〇〇区」と地域名を紙に書いてはさんだりする必要はありません。作業時に取り除く手間がかかるそうですので、簡単に輪ゴムで留めるだけにしましょう。
宛先ははっきり分かりやすく!
年賀状の表書きは、誰が見ても分かりやすい文字ではっきり丁寧に書きましょう。郵便番号が書いてあれば届くからといって住所を省略すると、その郵便番号が間違っていた場合、どこの都道府県へ宛てたものなのかさえ分からなくなることも。
同じ市内であっても、住所は都道府県から略さずにきちんと書いてある方が仕分けしやすいそうですよ。
また年賀状は、孫から祖父母へ出すご家庭も多いと思いますが、小さなお子さんが住所まで書くと、その文字が読みづらく、作業が滞ることがあるそうです。「自分で書きたい!」と言われるかもしれませんが、そのような時はおじいちゃん・おばあちゃんへのメッセージを担当してもらいましょう。
住所や宛名などの仕分けに必要なポイントは、大人が書いてあげてくださいね。
投函するのすら面倒…それなら印刷会社の投函代行サービスがおすすめ!
年賀状は近くのポストや、ポストを備えたコンビニからでも送れることを確認してきましたが、なかには「年末は忙しいから、年賀状のことは全部誰かに任せてしまいたい!」と考えている人がいるかもしれません。
そんな方におすすめなのが、印刷会社の投函代行サービスを利用する方法です。
投函代行サービスって何?
投函代行とは、宛名印刷まで注文した年賀状を、そのまま郵便局へ引き渡してくれるというサービス。デザイン面の印刷から宛名の印刷、投函まで、すべてお任せできるので、忙しい年末も少し余裕が出ることでしょう。
年賀状には基本的に消印が押されないため、投函した場所が表示されず、代理で投函してもらったことは相手に伝わりません。「手書きメッセージを記入したい」という方には向きませんが、そうでなければ便利なサービスではないでしょうか。
投函代行してくれる印刷会社はどこ?
年賀状の印刷から投函代行まで行っている印刷会社は以下の通りです。
印刷会社名 | 投函代行サービス |
おたより本舗 | 〇 |
しまうまプリント | 〇 |
挨拶状ドットコム | 〇 |
ふみいろ | 〇 |
年賀家族 | 〇 |
ネットスクウェア | × |
サービス内容は印刷会社によって異なり、会社によっては投函代行サービスを利用する際に別途手数料が必要なケースもあります。
各社共通しているのは、当然ではありますが、宛名印刷の申し込みが必須という点です。
印刷注文した年賀状の一部のみ投函代行を利用できるケースなどもあります。各社によってサービスが異なるので、気になる人はぜひチェックしてみてくださいね。
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年賀状のポスト投函は時期に注意!代行サービスも上手に使おう
年賀状は郵便ポストのほか、コンビニのポストからでも投函ができます。郵便ポストよりもコンビニの方が近いという人には朗報ですね。
ただし便利なコンビニポストは、郵便ポストと比べると1日あたりの集荷回数が少なめです。コンビニ投函をしようと思っているならば、翌日の集荷になる可能性も含めスケジュールに余裕を持たせましょう。
そのため、「元旦に配達してほしいけど、投函が12月25日ギリギリになりそう」という時は、郵便局の窓口まで持っていくほうが安心かもしれません。
年賀状を印刷会社に注文しているという人は、投函代行を利用してゆとりある年末を過ごしてはいかがでしょうか。
▼年賀状の準備が難しいなら寒中見舞いでご挨拶を▼