昨年に続き、新型コロナウイルスの影響を感じずにはいられなかった2021年。なかなか会えないあの人に、せめて年賀状で想いを伝えるのはいかがでしょうか。
でも、こういうときはどんな添え書きをすればいい?と悩んでしまうかもしれません。この記事では、相手別におすすめの文例をご紹介します。
目次
会えないから年賀状で想いを!
2021年もまた、世界中の人々が新型コロナウイルス感染拡大の影響が続いた1年でした。外出自粛のために会いたい人に会えず、もどかしく感じた方もいるでしょう。
年賀状は本来、日頃お世話になっている方々に感謝の気持ちを込めて、また新年も変わらないお付き合いを願って送るもの。ネット注文などを利用すれば、素敵なデザインの年賀はがきを簡単に準備できます。
「ここ数年、年賀状は出していない…」という方も、この機会にその温もりを見直してみてはいかがでしょうか。
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手書きの一言で想いを伝えて
Web会議やテレビ電話などのツールが発達した時代にあっても、やはりひと手間かけた手書きの文字を目にすると心温まるもの。年賀状のデザインや宛名をすべて印刷で仕上げたとしても、ちょっとしたメッセージを手書きで添えると好印象でしょう。
コロナで距離を取らなければならない今だからこそ、大事な人の心に寄り添う言葉を選んで、丁寧に届けたいですね。
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添え書きのポイントと注意点
句読点を使わない
年賀状の添え書きの基本的なマナーとしては、「、」「。」といった句読点を使用しない方がよいとされています。おめでたいときに区切りを付けることを避ける、というのが理由の一つのようです。一文が長くなる場合は適切な箇所でスペースや改行を入れるとよいですよ。
忌み言葉を避ける
また喜ばしいときにマイナスイメージとなる言葉を使用することも好まれません。いわゆる「忌み言葉」といわれるもので、「絶える」「衰える」「病む」「失う」といったものが相当します。
気を付けたいのが2020年にあまりにも見慣れてしまったコロナ禍という言葉。「わざわい」という意味なので、別の表現にした方が無難です。
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では、ここからは年賀状を送る相手に合わせた添え書きの例文をご紹介します。どう書けばよいのか悩んだときに、参考にしてくださいね。
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【文例】親戚や祖父母への添え書き
親戚との関係や距離によっても添え書きの内容は変わってきます。ただ、今年はコロナの影響で思うように会えなかったという人が多いのではないでしょうか。近況の報告や相手の健康をおもんぱかる言葉を添えると喜ばれます。
文例1:親戚へ
寒い日が続いていますが いかがお過ごしでしょうか
新型コロナウイルスの影響を鑑みて
年始の帰省は控えることにしました
また落ち着いたらお会いして ぜひゆっくりお話ししたいです
○○家の皆様も くれぐれもご自愛ください
文例2:親戚へ
○○さんの在宅勤務が続いています
家族一緒に過ごす時間が多くなり かえって絆が深まった気がします
コロナの状況にもよりますが 落ち着いた頃に一度帰省したいと思います
感染対策を十分に行なって お体に気を付けてお過ごしください
文例3:子供の祖父母へ(義父母・父母)
おじいちゃん おばあちゃん
なかなか会いにいけませんが お元気ですか
○○もようやく小学校に慣れてきました
新しいクラスのことをお話ししたいです
また週末にでもテレビ電話しますね
少しでも早く状況が落ち着いて
お二人に会える日を楽しみにしています
【おすすめ文例】仕事関係の相手への添え書き
会社の上司や取引先などに送る年賀状は、元日に届くよう早めに準備をしておきたいですね。添え書きには丁寧な言葉で、日頃の感謝や今後の抱負などを記すと印象がよいのではないでしょうか。
文例1:取引先へ
旧年中は格別のご愛顧を賜り 厚く御礼申し上げます
今年もより一層のお引き立てのほど
何卒よろしくお願いいたします
新型コロナウイルス感染症の一日も早い収束と
○○様のご活躍をお祈り申し上げます
文例2:上司へ
○○の件では大変お世話になりました
新型コロナウイルス流行の中にあって
いつも以上に温かいご指導ご支援が身に沁みました
時節柄 ご家族の皆様のご健康をお祈り申し上げます
文例3:上司へ
テレワークの画面を通してお会いすることが多くなりましたが
いつも親身なご指導に深く感謝しております
まだまだ未熟者ではありますが 精一杯努力していく所存です
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます
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【文例】同級生や友人への添え書き
友人に送る年賀状では、相手との関係に合わせて多少くだけた表現でも大丈夫です。マイナスイメージの語を使わないように気を付けながら、近況や共通の話題に触れたり会いたいという気持ちを伝えたりするとよいでしょう。
文例1
こんな状況が続くとは予想もしませんでした
コロナが収束したら 前から約束している旅行に行きたいですね
お互い感染対策をしっかりして 体に気を付けましょうね
文例2
楽しいお正月をお迎えでしょうか
コロナに用心する日が続いていますが
またいつものお店で一緒に食事できるときを楽しみにしています
一日も早いコロナ収束を祈っています
新しい年が○○さんにとって良い一年になりますように
文例3
お元気ですか
このご時世で 今年もオンライン帰省です
新しいツールの扱いにもすっかり慣れました
今度ぜひオンライン飲み会しませんか
コロナが落ち着いたら またそちらに伺いたいです
幸多き一年となりますようお祈りいたします
【文例】目上の方への添え書き
お世話になった目上の方への年賀状を送ることで、疎遠になっていても自分の近況を伝えられるよい機会です。また、近況だけでなく「健康を案じている」「会いたいと思っている」という文を加えると、相手の心により響くのではないでしょうか。
文例1
ご無沙汰しております
コロナの影響で仕事の環境もすっかり変わりました
テレワークにも慣れ 充実した日々を送っております
また帰省した折にお目にかかるのを心待ちにしています
どうか健康で過ごされますようお祈りいたします
文例2
旧年中はお世話になり ありがとうございました
新型コロナウイルスのさまざまな影響を受けるなかで
○○さんの温かいお心遣いが励みになりました
本年もさらに成長できるよう努力してまいります
どうぞよろしくお願い申し上げます
文例3
ご無沙汰しておりますが お元気でお過ごしでしょうか
コロナ流行でいろいろと生活の変化がありますが
先生のご指導の言葉を思い出して がんばっております
平穏な日々が戻り またお目にかかれる日を楽しみにしています
○○先生のご健康をお祈り申し上げます
コロナ禍にふさわしいデザインも!
コロナ禍のお正月1年目だった昨年は、おたより本舗や挨拶状ドットコムなどで「アマビエ年賀状」や「赤べこ年賀状」のような、疫病退散を祈るデザインが話題になりました。
ネット注文できる印刷会社では、例年さまざまなデザインを提案しています。受け取った相手の心が温まるようなデザインを選べるといいですね。
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年賀状が出せないなら寒中見舞いを
コロナの影響で会う機会が減った友人や知人に「年賀状を出したいけれど、喪中だから…」とためらう方もおられるのではないでしょうか。
そんなときは、年明けに寒中見舞いを出してはいかがでしょうか。寒中見舞いなら、「お祝い」という雰囲気を避けつつ、自分の気持ちを伝えることも可能です。
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相手や状況に合わせた添え書きで気持ちを伝えよう
新型コロナの感染拡大による外出自粛や県外移動の自粛…。先の見通しが立たない状況に、心が疲れたり会いたい気持ちがつのったりしているのは、自分の側だけではないかもしれません。
コロナにかかわらず、年賀状を送ることは距離の離れた相手にも気持ちを伝えるよい機会にもなります。
ぜひ印刷した挨拶文だけでなく、相手に合わせた手書きのメッセージを加えることをおすすめします。大切な人の心をひとときほぐしてくれるのではないでしょうか。
▼嬉しかった年賀状のエピソードも参考に▼