十二支を英語で何という?海外で干支を説明するときのまめ知識 | くらしのいいもの研究所

十二支を英語で何という?海外で干支を説明するときのまめ知識

中国で誕生し、アジア諸国で広く普及している干支。東洋の文化が注目されているせいか、最近では欧米でも干支に興味を持つ人が増加中です。

もしあなたが「干支って何?」「私の生まれた年の動物は何?」などと、干支について尋ねられたらどうしますか?さりげなく教えてあげられたらスマートですよね。

今回は、十二支の動物を英語で何というか調べてみました。また、どの十二支か簡単に計算できる便利な方法もご紹介します。

干支と十二支は違う?

日本では、ほぼ同じ意味で使われることが多い干支と十二支。でも、本当は違うものを表しているって、ご存知でしたか?
十二支は「子、丑、寅、卯、・・・」の12種類の動物をいいます。それに対して干支は、正確には、十干と十二支の組み合わせで表す年の名前のことをいいます。


たとえば、丙午(ひのえうま)という言葉を聞いたことがある人も多いのではないでしょうか?これは十干の「丙」と十二支の「午」を組み合わせたものです。歴史で習う「戊辰戦争」も、「戊(つちのえ)」の「辰」年に起こった戦争、ということなのです。また、十干と十二支の組み合わせは全部で60個あるため、生まれ年の干支に還ってきた60歳に「還暦」のお祝いをするわけです。

英語で干支は”sexagenary cycle(60の周期)”といいます。元の意味をきちんと知って翻訳されているのですね。

十二支は“Chinese Zodiac”

十二支については、”Chinese Zodiac(中国の黄道帯)”、”Japanese Zodiac(日本の黄道帯)”など、“Zodiac”という言葉を使って英訳されています。フランス語でも同様に “zodiaque chinois(中国の黄道帯)”と翻訳されます。

 “Zodiac”とは「黄道帯」のことで、空のこの帯状の場所には動物の形をした星座が多数あり、そのうちの12の星座を黄道十二星座と呼ぶことから、12種類の動物を表す十二支と結びつけて名付けられたようです。

風水の考え方が欧米諸国でも受け入れられ、多くの本が出版されていることもあり、十二支の考え方も同時に知られるようになりつつあります。特に動物と十二支、方角の関連性に興味を持つ人が多いようです。

干支それぞれの動物を英語で何という?

十二支の動物はそれぞれ英語で何というのか、見ていきましょう。

ネズミはrat、またはmouseですが、ratはドブネズミ、mouseは小柄なネズミのこと。あの世界的に有名なキャラクターもmouseで、ミッキーラットではありません。mouseと教えてあげた方が可愛いイメージになるかもしれませんね。

ウシは英語では色々な種類があります。主なところでは、cow(乳牛・雌牛)、cattle(家畜牛)、bull(去勢してない牛)、ox(去勢している牛)です。一般的にはoxを使っている場合が多いようです。牛車に使われているのはox、闘牛などに使われている攻撃的なウシはbullというイメージがあるので、相手によって使い分けてみてはいかがでしょうか。

トラはtiger。エネルギッシュで力強いイメージから、非常に人気の高い動物です。イギリスの児童小説『くまのプーさん』にも登場しますね。

ウサギも英語では色々な言い方があります。rabbitが最も一般的ですが、野ウサギはhare、子ウサギはbunny、ヨーロッパのうさぎはconey(アメリカ人から見た言い方)。相手に合わせて使い分けてみても良いのでは?

龍はdragonと訳されますが、東洋と西洋では少しイメージが違ってきます。東洋での龍は水のシンボルですが、西洋におけるドラゴンは火のシンボルです。伝説の中でも龍の存在は、アジア諸国では(怒ると災害をもたらすことがありますが本質は)善、ヨーロッパでは悪です。そのため、chinese dragonまたはEast Asian dragonと紹介し、良いイメージを説明してあげると喜ばれるでしょう。

ヘビは英語でsnake、serpentですが、聖書にイブをだましてりんごを食べさせた様子が描かれていることから、ずるい人をイメージすることが多い動物です。「あなたは巳年」と言われてあまり嬉しく感じないかもしれません。ギリシャ神話の神・ヘルメスがヘビの巻きついた杖Caduceusを持っていた逸話を紹介し、同様にアジアでは良いイメージであることを紹介してみては?

ウマはhorse。乗用や農耕に利用され、古くから人とともに生活してきたウマは、どこの国でも愛されている動物です。work like a horseでがむしゃらに働く、eat like a horseで大食いであるという意味なので、力が強く男性的なイメージがあるのかもしれません。

ヒツジはsheep。中国で「未」はヤギを表しますが、英語のgoat(ヤギ)にはあまり良いイメージがありません。聖書にヒツジとヤギを分ける(separate the sheep from the goats)という表現がありますが、これは善人(ひつじ)と悪人(ヤギ)を分けるという意味です。というわけで未は、日本式にsheepと紹介するのがベターでしょう。

サルはmonkey。人より劣る動物として嫌がる人も少なからずいるようですが、人に近く、賢い動物です。絵本やアニメで人気の「おさるのジョージ(Curious George)」にも、すばしっこくて器用で可愛らしいイメージがありますね。

ニワトリは、日本では雌雄を区別しませんが、英語では雄鶏をrooster、雌鶏をhemと言います。どちらで表現しても構いませんが、やはりトサカが綺麗なroosterに、かっこいいイメージがあるのでないでしょうか。

イヌはdog。人間とともに暮らし始めた最初の動物といわれ、ペットの代表格であるイヌは、世界中に愛好家がいます。犬が好きな人は特に喜ぶかもしれませんね。

イノシシはwild boar、または boarです。中国では猪は豚と同意語なので、pigと紹介されることもありますが、やはりイノシシの方が野生的なイメージで好感度が高いのではないでしょうか。

「僕の干支は何の動物?」と聞かれたら

十二支に興味を持った欧米人、なかでも東洋文化が好きな人は、自分がどの動物の年に生まれたのか知りたがります。「私の干支はどの動物なの?」と尋ねられたらどうしますか?

相手の誕生年が自分の生まれた年に近ければすぐに計算ができますが、年が離れているとなかなか大変・・・こんなときに便利な計算方法があるのです!筆記用具があればあっという間にわかりますよ。

(西暦の生まれ年+9)÷12

この計算をして、余りが1なら子年、2なら丑年、3なら寅年・・・、割り切れたら亥年となります。

具体的に見てみましょう。

■2004年生まれと言われたら

(2004+9)÷12=2013÷12=167で余りが9で申年です。

■1970年生まれと言われたら

(1970+9)÷12=1979÷12=164で余りが11で戌年です。

大事なことは、十二支を順番通りにちゃんと覚えておくこと。これさえ出来れば簡単ですね!

同じ干支でも、意味する動物が違う国がある?!

干支はそもそも、紀元前の昔に中国で生まれた思想だと言われています。その後の長い歴史の中で、周辺の国々に広まり、さらには遠くアラビアまで伝わっていきました。そしてその過程で、それぞれの国ごとに少しずつ動物の種類が異なっていきました。

たとえば中国では、亥年の「猪」という漢字は豚を意味します。未年が、中国やタイなどの国でヤギを意味している場合もあります。また中国では、共産主義国であった時期に、龍ではなく、なんとパンダを使っていた時期もあるんだとか。

チベット、ベトナム、タイでは、うさぎの代わりに猫が登場します。ベラルーシでも猫を指すことがあります。ベラルーシは、ポーランドの東側に隣接している国ですが、こんな場所にまで干支が普及しているなんて驚きですね。

まとめ

英語で十二支を紹介するために必要なエピソードをまとめました。

自分の干支を知らない人に教えてあげることができたら、その動物の話題で盛り上がれそうですね。また、干支の考え方が浸透している国の人と、示す動物にどんな違いがあるのか話し合ってみるのも楽しそうです。

海外へクリスマスカードを送るかわりに、「日本では年賀状を送る文化があるんだよ」と、干支の説明文を入れて送ってみるのも楽しいかもしれません。

海外の人と交流するときのちょっとした話題作りに活用してみてくださいね。

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