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「終活年賀状」って なに?上手な断り方 とおすすめの例文

年賀状 と 筆ペン

最近、「終活年賀状」「年賀状じまい」という言葉をよく聞きます。終活年賀状とはどのようなものなのでしょうか。また年賀状を卒業したい場合、どのように断ればいいのでしょうか。詳しく説明していきます。

終活年賀状とは

机の上の年賀状

最近、「来年から年賀状を辞退する」「本年をもって年始の挨拶を失礼させていただく」等と書かれた年賀状を受け取ったことはありませんか?
このような年賀状のことを「終活年賀状」といいます。また、来年以降の年賀状は出しませんと伝えることを「年賀状じまい」と呼ぶこともあるようです。

年賀状をやめたい理由

年賀状とペン

それではどうして年賀状をやめたいと思うのでしょうか。年賀状の作成や住所録の管理が面倒、高齢の場合、SNSで連絡をしたいなど、さまざまな理由が考えられます。

年賀状を作成するのが面倒

毎年多くの年賀状を作成するのが面倒という方もいらっしゃるでしょう。特に12月は年間で最も忙しい時であることが多く、年賀状どころではない場合も。「休日がまるまる潰れてしまった」「徹夜でつくった」など、苦い記憶をお持ちの方もおられるのではないでしょうか。

住所録の管理が面倒

前年の年賀状で住所変更をチェックしたり、喪中の挨拶が届いた方をリストから外したり、煩わしいことが多いのが住所録の管理です。最近はSNSで簡単に繋がれる時代。年賀状のためだけに住所録を確認するのが面倒で、年賀状を出すのが億劫になっている方も多いでしょう。

高齢の場合

高齢になり、「年賀状を作成すること自体がとにかく大変」と感じるようになった方もいらっしゃるのではないでしょうか。これまでは何とか毎年年賀状を出してきたけれど、それもだんだん辛くなり、自分が元気なうちに整理しておきたい…そんな義理堅いご高齢の方が。終活年賀状を出すケースが増えているようです。

SNSで連絡をしたい

最近は、仕事上でのつきあいや友人関連などSNSでのやりとりをすることが多くなっています。仲の良い友人であっても住所を知らないこともあるでしょう。簡単に繋がれて使い勝手の良いSNSで、新年の挨拶も済ませたいと考えてもおかしくありません。
これまでは年賀状を出していた方が終活年賀状を使って「今後はSNSで新年の挨拶をします」と伝えるケースもあるようです。

上手な年賀状の断り方

年賀状を書く

このように、高齢や多忙など、年賀状をやめたいと思う理由は人それぞれです。ではどのような書き方で断ればよいでしょうか。終活年賀状を書くときに注意したいのは以下のようなポイントです。

●「誠に勝手ではございますが」など、自己都合であることのお詫びの言葉を入れる
●年賀状を出さないだけで、今後も付き合いを継続したいと強調する
●年賀状の代わりにメールなどのツールで連絡をしたい場合はその旨を伝える

ひとことでもよいので、直筆のコメントを書くと好印象でしょう。例えば会社の上司であれば、会社でのエピソードを書いてお礼を伝えるなど、工夫してみてくださいね。

終活年賀状を出すときのおすすめの例文

迎春 金の俵

それでは終活年賀状を出すときの例文をいくつかご紹介します。

高齢の場合

高齢となり毎年年賀状を出すのは難しいけど、今後もいい付き合いをしたいことを伝えるとよいでしょう。誰にでも理解しやすい状況なので、難しく考えなくても誠意は伝わるでしょう。

毎年いただいておりました年始のご挨拶ですが
私も高齢になり今年限りで失礼したいと思います
誠に勝手ではございますが 
今後も変わらずおつきあいをお願い申し上げます

私も八十八となり筆をとるのが難しくなってまいりました
大変恐縮なのですが 
本年をもちまして新年の挨拶は失礼させていただきたく存じます
皆様のご多幸とご健康をお祈りいたします

SNSへの移行

今後はメールやSNSで新年のあいさつをしたいときは、その旨を誠意をもって伝えればよいでしょう。この場合、「私だけはもう年賀状をもらえないの?」と相手に思わせないような文章を工夫するようにしましょう。「どなた様も」などと書くと、相手に嫌なイメージが伝わることはありません。

誠に勝手ではございますが 
来年からはどなた様もメールでの新年の挨拶をさせていただきます
今後ともご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い致します

本当に年賀状をやめてしまうのか

年賀状とお年玉

ここまで終活年賀状について紹介してきました。でも、もしあなたが年賀状をやめるかどうか迷っているのであれば、「やっぱり続ける」という選択肢もあることを忘れないでください。
心をこめて書いた年賀状をもらって嫌な人はいないでしょうし、1年に1度だけのやり取りを心待ちにしている方もあるでしょう。

年賀状はネット注文で簡単に作成できる

最近では、ネットで簡単に注文できる印刷会社がたくさんあります。スマホアプリなどで簡単に作れますから、「作成するのが面倒だからやめたい」という方は一度チェックしてみるとよいでしょう。
ネット印刷会社では宛名印刷は無料が主流なので、「住所録を管理するのが面倒」という方にもおすすめです。

また、各社のサイトで一度宛名登録をしてしまえば、宛名まで印刷して届けてくれます。宛名を手書きしたり、自宅のプリンタのややこしい設定をする手間が省ければ、年賀状作成はあっという間!
年賀状作成が面倒で悩んでいる方は、ネット印刷会社を一度試してみても良いのではないでしょうか。

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まとめ

年賀状とポスト

年賀状をやめたい理由は、作成するのが面倒、高齢で難しい、SNSで連絡をしたいなどさまざま。最近は「終活年賀状」「年賀状じまい」といって、今年限りで終わりにする挨拶を出す方も増えています。
とはいっても、新年に年賀状を貰ったら嬉しいものです。日頃SNSで連絡を取り合っている相手に、手書きのメッセージを添えた年賀状を送るの良いかもしれません。

今後の人間関係をさらに良好なものにするために、やめどきを悩んでいるという方も、あらためて年賀状の利点を見直してみるとよいのではないでしょうか。

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